第10日 第89回夏の甲子園コラム

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大会第10日 8月17日(金)の試合結果
―3回戦―
長崎日大5-4京都外大西 ②楊志館6-3開星 ③常葉菊川4×-3日南学園(延長10回) ④佐賀北5-2前橋商
☆今日の本塁打・・・常葉菊川・伊藤(大会第16号)、前橋商・佐々木(第17号)、佐賀北・馬場(第18号・ランニング本塁打

☆今日の甲子園!☆
ベスト8をかけた壮絶な戦いが行われた第10日。

 第1試合は、長崎日大京都外大西の対戦。3対3の同点で迎えた8回の攻防で勝負は決まった。8回表京都外大西は投手・本田の適時打で1点を勝ち越したが、その裏長崎日大は、柴田の3塁打と永田の適時打で2点を取り逆転。そのまま逃げ切った。長崎日大は第82回大会以来、7年ぶりのベスト8進出。

 第2試合は、楊志館と開星の対戦。楊志館は1点を追う6回、相手失策に5安打を絡め一挙6点を奪って逆転した。楊志館エース・甲斐は、12安打されながらも粘り強く投げ、終盤の開星も振り切った。楊志館は初めてのベスト8。

 第3試合は、選抜優勝の常葉菊川日南学園の対戦は、常葉菊川が2年生の活躍で延長を制し、ベスト8進出を決めた。3点を追う8回、5番中川の代打・2年生の伊藤が左越3点本塁打し同点。さらに10回裏、伊藤が2死1、2塁からしぶとく2遊間を破りサヨナラ勝ちした。常葉菊川は初めてのベスト8進出。

 第4試合は、延長15回引き分け再試合を制した佐賀北が、2点を先制された直後の2回裏、投手・馬場のランニング本塁打ですぐに同点とし、その後も小刻み得点し快勝。初のベスト8を決めた。


☆今日のKAIスポ・コラムは?!☆
史上6校目、春夏連覇への道!!


☆大会第11日 8月18日(土)の試合予定☆
―3回戦(勝てばベスト8)-
今治西-文星芸大付 ②智弁学園-帝京 ③新潟明訓-大垣日大 ④広陵-聖光学院

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~ 春夏連覇への道 ~ ( 常葉菊川 )

「選抜優勝校」、「春の王者」、「優勝候補」、「春夏連覇
 今大会、そんな言葉で形容されるがチームがある。 今選抜で並み居る強豪を倒し、見事頂点に立った常葉菊川だ。それまで、春1回、夏1回の甲子園出場は共に初戦敗退。甲子園未勝利の学校が一気に頂点まで上り詰めた。
 しかし、それは常に王者としての重圧を背負い続け、全国の学校から目標とされることを意味する。彼らは目の前のチームだけでなく、己に介在する見えない敵とも戦わなければならない。
 過去、春夏連覇した学校は5校しかない。夏の頂点までの道のりは大きな壁にぶつかり、少なくとも1試合は神がかり的な戦いを勝ち抜くと言われる。
 今日、常葉菊川日南学園を相手に3点リードされて、「春の王者危うし」という流れから、静岡大会1試合も出場していない2年生のニューヒーローがその危機を救った。
 春夏連覇まであと3勝。この先、“春の王者”が追い詰められる展開が訪れれば、それは偉業への軌跡を刻む予兆かもしれない。


 ‐ 不器用でも一生懸命が美しい ! KAIスポ! ‐