【第3日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第8章
【涙キラリ、甲子園を去る球児達】
-日常生活から得た成長 (兵庫代表・市尼崎)-
-日常生活から得た成長 (兵庫代表・市尼崎)-
実に33年ぶりに甲子園出場を果たした市尼崎。しかし、昨秋県大会は3回戦で、今春県大会は2回戦で敗退したチーム。野球エリートの集団ではないのだ。
そんなチームが私立強豪ひしめく兵庫162校の頂点に上り詰めたのは元プロ野球選手の竹本監督の指導方法が大きい。
その教えを端的に言うと、「日常生活も野球も同じ人間がすることだから日常生活から諦めない、我慢する、粘る、平常心を保つということを意識することで野球でも活きる」というもの。
2点差で迎えた9回裏、粘りを見せて追いつき延長に持ち込んだ。そんな粘りはまさに日常行動を大事にしてきた成果。
試合後、選手たちの成長に涙した竹本監督。試合には負けたが竹本監督のもと、選手たちが市尼野球部で得た人間的成長は図りしれない財産となったに違いない。
(了)
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【参考】
平林183球熱投実らず、市尼崎が初戦敗退
hochi.co.jp
野球が好き、高校野球が好き!Kaispo2016