【第14日決勝戦】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第48章
【甲子園】 8/21大会第14日
作新学院、54年ぶり夏の全国制覇!
栃木県勢としても2回目となった。
【涙キラリ、甲子園を去る球児達~第48章~】
- 試練の先に (南北海道代表・北海)-
2年連続37回目の夏の甲子園出場を決めた北海。37回は全国最多の
甲子園大会に入ってからはエース大西君を中心に接戦をものにした。
初戦の松山聖陵(愛媛)戦は9回サヨナラ勝ち。3回戦の日南学園(宮崎)戦は序盤から1-1の膠着が続いたが8回にようやく追加点。大西君が4安打完投した。準々決勝の聖光学院(福島)戦は初回に3点を先制される苦しい展開だったが中盤に逆転。昨日の準決勝は、選抜ベスト4の秀岳館(熊本)を相手に終盤の追い上げを冷静に守り切り、初めての決勝戦にたどり着いた。
大西君はここまで試練の1年を過ごしてきた。昨夏の甲子園では開幕戦で鹿児島実業に4-18と大敗。5回途中から登板するも1死も取れずに降板するという屈辱を味わった。右肩の故障で春はベンチからも外れた。復活にかける南北海道大会は5日間で4試合の強行軍にも負けず、チームを連覇に導いた。
甲子園決勝のマウンドは厳しいものになったが、それ以上にこの1年は厳しい試練を味わってきた。
元々、開幕前の目標は「甲子園1勝」だったチーム。
努力すればここ(決勝)まで来られる。
初優勝の快挙はならなかったが、「この仲間とやってきて、高校野球を楽しませてもらいました。本当に最後までやりきることができました」と大西君。
準優勝の陰に刻まれる本当のストーリーを知るエースでキャプテンに悔いはなかった。
(了)
Aug 21, 2016 6:04pm
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