第6日 90回夏甲子園コラム

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☆大会第6日 8月7日(木) 今日の甲子園!☆
―1回戦― ( )内は出場回数
大阪桐蔭(北大阪・5)16-2日田林工(大分・4) 
大阪桐蔭:打線爆発、大勝で再試合制す!
日田林工:投手陣打たれ、完敗。

②金沢(石川・12)6-1桐生一(群馬・9)
金沢:そつなく、投打がっちり!
桐生一:金沢投手陣攻略できず。

広陵(広島・19)8-6高知(高知・12)
広陵:ここ一番で畳み掛け。昨夏準V校終盤突き放す!
高知:終盤5点差追いつく粘りは見事。

④横浜(南神奈川・10)6-5浦和学院(南埼玉)
横浜:エース土屋、終盤の追い上げかわし、関東対決制す!
浦和学院:終盤粘るも、拙攻響く。


◎今日の本塁打・・・大阪桐蔭・奥村(大会19号)、横浜・筒香(20号)


☆明日8月8日(金)大会第7日の試合予定☆
―1回戦―
菰野(三重・2)-仙台育英(宮城・21)
福井商(福井・19)-酒田南(山形・8)
―2回戦―
聖光学院(福島・5)-加古川北(西兵庫・初)
市岐阜商(岐阜・4)-香川西(香川・3)


☆90回記念夏の甲子園コラム5 「  夢は甲子園  ~ 桐生一 ~ 」☆

開幕直前の7月31日。桐生第一の2年生野球部員が逮捕されるという不祥事が発生し、出場か、辞退か、物議を醸す事態となった。
高野連は出場を容認し、選手達は、無事、夢の舞台でプレーできることになった。連帯責任を不適とした今回の高野連の判断を支持したい。私は、全ては甲子園に立つ為に厳しい練習に耐え、実現した球児の夢を連帯責任という非合理的で不透明なジャッジで奪うべきではないと考えている。
これまでの高野連は不祥事に対し、厳格で、チームに対し連帯責任を適用して、チーム全体を処分する傾向が強かった。
記憶に新しいのは、第87回大会の開幕直前に高知・明徳義塾が急遽出場辞退したケースだ。当時は複数の部員が関与し且つ高野連への報告を怠ったことにより悪質性が高いものという判断があった。
今回の桐生第一の場合、逮捕された2年生部員は甲子園メンバーではなく、野球部としての拘束のない時間帯での事件であり、出場差し止めには至らないという判断となり、出場できることになった。

開幕前日、午後4時、出場容認の一報が桐生一宿舎に伝わると、選手達は涙を浮かべたという。高校球児、いや、野球少年も含め、春、夏の全国大会は、単なる全国大会ではない。“甲子園大会”なのだ。
本コラム1で紹介したように、高校球児に与える甲子園の影響力は強い。仮に、今回、出場を認めないという判断が下った場合、逮捕された野球部員と目前で夢を絶たれた選手らの人生を大幅に狂わせる可能性は高かった。
甲子園出場を果たす球児の高校生活は、“全ては甲子園の為に”ある。甲子園とは全てを超越した特別の存在なのだ。

今日、登場した桐生第一は、惜しくも敗れ去ったが、事件の影響があったかどうか。

開会式の入場行進。甲子園のスタンドから一際大きく温かい拍手が桐生第一ナインに送られた。球児達の甲子園への思いは誰よりも甲子園のスタンドはわかっている。
「それが甲子園だ」。


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