第8日 90回夏甲子園コラム

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☆大会第8日 8月9日(土) 今日の甲子園!☆
―2回戦― ( )内は出場回数
常葉菊川(静岡・3)2-1福知山成美(京都・3) 
常葉菊川:8回相手ミスに乗じた一瞬の逆転劇!
福知山成美:鉄壁の守備が一瞬綻んだ。勝利がするり。

倉敷商(岡山・7)2-0佐賀商(佐賀・15)
倉敷商:木元7安打完封で岡山県勢春夏通算100勝目!
佐賀商:再三の得点圏に進めるもあと一本出ず。

駒大岩見沢(北北海道・4)8-3盛岡大付(岩手・6)
駒大岩見沢佐藤秀本塁打皮切りに効率よく8得点!
盛岡大付:終盤の継投裏目。春夏通じて初勝利ならず。

智弁和歌山(和歌山・16)5-2木更津総合(東千葉・2)
智弁和歌山:2試合連続2桁安打に左腕岡田連続完投!
木更津総合:4回のスクイズ失敗で流れ呼べず。


◎今日の本塁打・・・・駒大岩見沢佐藤秀(大会23号)、


☆明日、大会第9日〔8月10日(日)〕の試合予定☆
―2回戦―
①鹿児島実(16)-宮崎商(4)
智弁学園(15)-報徳学園(13)
③関東一(4)-鳴門工(5)
浦添商(3)-千葉経大付(3)


☆90回記念夏の甲子園コラム8 「 野球は一点、一転を争う  」☆

勝負は、拮抗した展開になったとき、いろいろな要素が明暗を分ける。

第1試合は、昨春優勝の常葉菊川と今春近畿大会覇者・福知山成美の対戦。
7回裏、4番の高久の適時打によって福知山成美が1点を先制し、0対0の均衡を破る。しかし、次の回、常葉菊川は、8回1死1,3塁から1塁走者が盗塁を試みると、成美・捕手の福本が中堅にそれる悪送球となる間に2者が生還した。一瞬の逆転劇だった。
試合結果は、2対1で常葉菊川の勝ち。両校放った安打は福知山成美9本、常葉菊川3本だった。

第2試合は、倉敷商佐賀商の対戦。
毎回のように得点圏に走者を進めた佐賀商だったが、好機にあと一本が出ない。ポーカーフェースでここ一番で硬軟使い分ける倉敷商エース・木元が憎らしい程の完封劇。
試合結果は、2対0で倉敷商の勝ち。この試合、放った安打は佐賀商6本、倉敷商7本。出塁回は佐賀商倉敷商ともに6度。

今大会、ここまで失策や大量点での決着が多い中、この2試合は、一点を争うロースコアーの好ゲームだった。ロースコアーで拮抗した試合展開の場合、勝負のあやははっきりしている。
第1試合は、3安打の常葉菊川が相手失策による逆転勝ち。狐につままれたような試合だった。第2試合は、観る側にとって実力差は感じない試合だろう。適時打が1本でるかでないか。それだけだった。

野球は得点を競うスポーツであり判定決着はない。そしてその得点をどんな取り方をしようと同じ得点だ。
野球は一点を争い、一転を争っている。


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