’08秋季高校野球 近畿大会版7

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☆秋季高校野球近畿大会 第7日 11月2日(日)☆
平成20年度秋季近畿地区高校野球大会第7日(最終日)は京都・西京極球場PL学園対天理の決勝戦が行われた。試合は、PL学園のエース中野、天理は今大会初登板の中山が先発。0-0の息詰まる投手戦が繰り広げられ、延長11回に西浦直のサヨナラ安打で天理が1-0で勝ち、17年ぶり6度目の優勝を飾った。天理の優勝6度は単独大会最多となった。天理は、11月15日(土)から神宮球場で開催される第39回明治神宮野球大会(各10地区優勝校が参加)に近畿地区代表として出場する。


☆☆今日の結果☆☆
―決 勝―
天理(奈良)1×-0PL学園(大阪)〔延長11回サヨナラ〕
【戦評】
天理は今大会初登板のエース中山が先発。PL学園エース中野と互角に渡り合い、延長11回のサヨナラを呼び込んだ。
試合は両エースが好投し、0-0のまま延長戦へ。天理は延長11回裏、安打、失策、四球で1死満塁と攻め、3番西浦直が1、2塁間を破る適時打を放ち、サヨナラ勝ちした。天理は継投覚悟で望んだが、先発中山が好投。奪三振1ながら強打のPL打線をスライダーでかわし、後半は再三得点圏に走者を背負ったが粘り強く投げ8安打完封した。打線は、PLの好投手中野に抑えられ閉塞感が続いたが、11回に失策・四球等で掴んだ好機を逃さなかった。
PL学園はエース中野が戦前の予想通り好投し、安定した投球を見せていたが、11回裏は自らの失策で傷口を広げたのは痛かった。打線は9回表1死2塁から8番中野が浅い中前打したが、2塁走者藤本が本塁噴死。先制の好機を逃した。走者を出すものの、天理中山の緩急をつけた投球に後一本が出なかった。
しかし、決勝戦は、両校エースが持ち味を発揮した近畿大会の決勝戦にふさわしい接戦となり、試合後は両校に多くの拍手が送られた。


【コメント】
☆天理・森川芳夫監督
うっすら目に涙を浮かべながら、
「(8回のスクイズ失敗で好機を潰し)自分のミスを選手が取り戻してくれた。選手達に感謝したい。選手達を信じるということがいかに大事かを学ぶ試合になった。近畿大会を制することを合言葉にやってきた。(好投した)中山はピッチャー陣の中のキャプテン。8回に握力がなくなったら継投を考えたが、本人がいけるということだったので、以降、継投は考えなかった。本当によく投げてくれた。(神宮大会出場については)まだまだ全国レベルではないのでもっと鍛えたい。」

☆天理・中山貴博投手
初登板で延長11回を完封。
「今まで自分が投げられなくてチームに迷惑をかけたが今日はいい投球ができてよかった。ここまでみんな(他の投手陣)がいい投球をしていて、自分も準備をしていたので緊張はなかった。神宮大会は、もっとレベルの高いチームがいると思うので、挑戦者の気持ちで頑張りたい。」

☆天理・西浦直亨遊撃手
11回裏1死満塁でサヨナラ適時打。
「(打席には)芯に当てる気持ちで入った。中山が頑張っていたので打ちたかった。相手(PLの中野投手)のスライダーがよかったがそれを打ち崩すつもりでいた。神宮大会は一つでも多く勝ちたい。」



☆平成20年度秋季近畿地区高校野球大会が本日、天理高校の優勝で閉幕しました。高校野球の秋季大会は来年の選抜高校野球大会の出場を決める重要な資料となります。16校という近畿大会という一部の地方大会だけでも劇的な試合がありました。本秋季大会の連載は、高校野球が春夏の甲子園大会だけではなく、春夏秋冬の各季節においても高校野球は行われており、甲子園への道のりや夏への伏線を少しでもご紹介できればという意図で企画させて頂きました。
最終回は、結果の総括の掲載と選抜出場校を予想します。


近畿大会の結果総括☆
◇決勝戦 
天理(奈良)1×-0PL学園(大阪)
◇準決勝 
PL学園(大阪)3-2福知山成美(京都)
天理(奈良)7-6金光大阪(大阪)
◇準々決勝
PL学園(大阪)7-0報徳学園(兵庫)〔7回C〕
福知山成美(京都)2-0東洋大姫路(兵庫)
金光大阪(大阪)3×-2大阪桐蔭(大阪)〔9回サヨナラ〕
天理(奈良)7-4箕島(和歌山)
◇1回戦
報徳学園(兵庫)11-4県和歌山商(和歌山)〔8回C〕
PL学園(大阪)8-1塔南(京都)〔7回C〕
東洋大姫路(兵庫)6-4彦根東(滋賀)
福知山成美(京都)9-1桜井(奈良)〔7回C〕
大阪桐蔭(大阪)12-2滝川二(兵庫)〔6回C〕
金光大阪(大阪)7-5智弁和歌山(和歌山)
箕島(和歌山)5-1近江(滋賀)
天理(奈良)14-4立命館(京都)〔8回C〕


〔近畿地区選抜一般選考の行方〕
近畿地区の一般先行枠は6。ベスト4に残った4校(天理・PL・金光大阪福知山成美)は、準決勝以上でも好試合をしており当確。残り2校をベスト8敗退校を中心に選考される。ベスト8敗退の報徳・東洋大姫路大阪桐蔭・箕島のうち、大阪勢が2校準決勝に進出しており、同一都道府県3校選出は高野連の内規で認められていない為、大阪桐蔭ははずれることが濃厚。夏春連覇の可能性はついえる。兵庫勢の報徳と東洋大姫路では試合内容から東洋大姫路の選出が有力。また地域性を考慮すると滋賀勢と和歌山勢をどう判断するかだが初戦敗退の滋賀勢は外れる。和歌山の箕島と智弁和歌山が競合する。ベスト8進出の箕島と金光大阪と接戦だった智弁和歌山との比較だが、優勝校天理と3点差の試合をした箕島が評価される可能性が高い。
また、11月15日から行われる明治神宮大会での優勝校が所属する地区に一般選考枠が1校追加される。近畿代表の天理が優勝した場合には7校目として智弁和歌山又は地域性を考え彦根東にもチャンスが出てきそうだ。
第81回選抜大会出場選考委員会は来年1月23日に行われ、一般枠29校(神宮枠1校含む)、21世紀枠3校の計32校が決定する。

注:上記予想は、あくまで本紙取材に基づく予想であり、出場校は来年1月23日の選考委員会にて確定されます。また一律の一都道府県3校非選出規定については本紙では議論の余地があるとの立場をとっております。



☆☆KAIスポ・2008秋季高校野球近畿大会版☆☆
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