【第6日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第19章

#甲子園】8/12 大会第6日第1試合

2回戦:聖光学院(福島)5-3 クラーク国際(北北海道)


聖光学院、8回の攻勢で逆転勝ち!

聖光学院は3回戦進出。次戦は、17日(水)、大会第11日第1試合に登場する。




【涙キラリ、甲子園を去る球児達】


-生みの苦しみから叶えた甲子園 
(北北海道代表・北海)-

通信制高校として初めての甲子園出場を果たしたクラーク国際。創部3年目でのスピード出場だが、甲子園への道は決して平坦ではなかった。

創部したのは2014年4月。3年生1人と1年生7人でスタートした。グラウンドは全面芝生のラグビー場を借り、バッティング練習をしても守備はいない。

2014年春の大会で初戦コールド負け。2015年と合わせて公式戦は3勝。目標は甲子園だが勝てない日が続いた。

率いるのは駒大岩見沢で春夏合計12回、甲子園に導いた経験を持つ佐々木監督。悩んだ末に辿りついたのは、少ないメンバーでチーム力を強化するための投打の充実だ。試合では野手にも投手を経験させ、下半身の安定感がある平沢津の投手としての才能を発掘。さらにはかつて「ヒグマ打線」で知られたように打撃力を徹底的に強化した。

目標とした3年目となる今年。北北海道大会、平沢津を主戦に据え、6試合で67安打を放ち、甲子園を現実のものとした。

初戦の相手は10年連続出場の聖光学院。負けはしたが成果は出した。安打は11本を記録した。甲子園を知り尽くす相手より多く打ち、そして同時に投手陣が相手打線をしっかり打ち取った。

次の目標は甲子園で勝つことに変わった。

甲子園出場を決めた直後、佐々木啓司監督、「自前のグラウンドを持たずに勝ち上がったのは奇跡だ。」
練習場は大学のグラウンドを借りる環境は今も同じ。創部当初の原点は変わらない。
(了)
Aug 13, 2016 11:25am
# #高校野球 #聖光学院 #クラーク国際 #福島 #北海道 

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