【第7日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第23章

【甲子園】8/13大会第7日第1試合
2回戦:木更津総合(千葉)2-0唐津商(佐賀)
木更津総合、エース早川2安打12奪三振で初戦突破‼
木更津総合は3回戦進出。次戦は、17日(水)、大会第11日第3試合に登場する。


【涙キラリ、甲子園を去る球児達】
- 敗退の陰にエースの重責 (佐賀代表・唐津商)-

5年ぶり5回目、夏の甲子園に登場した唐津商。昨年の佐賀大会は決勝進出を果たしながらも延長戦の末、龍谷に破れ準優勝に終わった。今夏、準決勝で再戦となったが龍谷の不祥事で異例の不戦勝。決勝は16得点の猛攻で文句なしの優勝を飾った。

優勝したとはいえ、今年のチームは順風満帆とはいかなかった。

昨秋、今春の佐賀大会は3回戦止まり。6月のNHK杯県大会では与四死球6で投手陣が崩れ、佐賀商に12失点を喫し敗退。夏の直前まで投手力に課題を残した。

エースの谷口君は無駄な四死球を出さないことを意識して練習に取り組んだ。佐賀大会は控えの伊藤君と合わせて、全4試合で与四死球は7。1試合平均1.75と安定した。

今日の木更津総合戦。

谷口君は、選抜8強の打線を警戒し、打者の半数以上に初球をボールから入りながらも与えた四死球は1つ。8安打されたものの相手打線を2点に抑えた。

試合は好投手を打てず完敗の結果となったが、攻撃陣が完璧に抑えられる中、ワンサイドゲームを阻止した陰には、大会前の課題を克服し、大舞台でも重責を果たした頼もしいエースの姿があった。
(了)
Aug 13, 2016 7:09pm

【参照】

全てはこの瞬間のために! Kaispo2016