【第8日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第27章

【甲子園】8/14大会第8日第1試合
2回戦:いなべ総合(三重)7-2 山梨学院(山梨)
終盤の猛攻で決着、いなべ総合3回戦へ!
いなべ総合は3回戦進出。次戦は、16日(火)、大会第10日第2試合で秀岳館(熊本)と対戦する。

【涙キラリ、甲子園を去る球児達】
- ヒット1本の教訓 (山梨代表・山梨学院)

5年ぶり6回目の出場となった山梨学院。今大会は圧倒的な打撃力で山梨大会を制した。

山梨大会5試合中、4試合がコールド勝ち。決勝戦も大会3連覇を狙う東海大甲府を相手に12-5で圧倒した。全試合二ケタ安打を放ち、チーム打率はほぼ5割の4割9分。
春夏通じて県勢初の全国制覇の期待がかかった。

1回戦は長崎商を相手に11安打を放ち快勝。

今日、2回戦でいなべ総合と戦った。

5回を終わって2-2と接戦だったが、8回に集中打を浴び、2-7で敗退した。
数字でみれば試合内容はほぼ互角だった。安打もお互い8本ずつ打ち合った。しかし、結果として5点差がついた。

いなべ総合の8安打が得点に結びつき効率よく加点したのに対し、山梨学院は同じ安打数でも適時打がでなかった。
山梨学院・吉田監督、「チャンスでもう少し早く一本が出ていれば違ったと思う」と悔しがった。

自慢の打撃力。
甲子園で問われたのはその内容、つまり安打1本が持つ意味だった。いくら安打を重ねても得点につながらなければ空砲にすぎない。

山梨学院の県勢初優勝はお預けにはなったが、甲子園で勝つための教訓を持ち帰った。
(了)
Aug 14, 2016 12:31pm

【参照】

目指せ、夏の頂点! Kaispo2016