【第8日第2試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第28章

【#甲子園】8/14大会第8日第2試合
2回戦:常総学院(茨城)8-3中京(岐阜)
着々と加点した常総学院、3回戦へ3!!
常総学院は3回戦進出。次戦は、16日(火)、大会第10日第3試合に登場する。


【涙キラリ、甲子園を去る球児達】
- 負けて悔いなし (岐阜代表・中京)

6回目の甲子園出場を果たした中京。強力打線で14年ぶりに岐阜大会を制した。

初戦の大分戦、岐阜大会の勢いそのまま16安打で12点をとった。

迎えた2回戦は好投手鈴木君を擁する常総学院が相手。

初回に3安打を放ち2点を先制した。

しかし、2回以降、流れを呼びきれない。初回に攻略の感触をつかんだはずの鈴木君は既に立ち直っていた。全国で勝つ投手は試合の中で修正する。好投手と言われる所以だ。

打線が抑えられた中京のリズムは狂った。
投手陣も小まめに加点する常総打線を最後まで止められなかった。

試合後の橋本監督、「スピードよりも手元で伸びる球があった。さすがエース」と常総学院の鈴木投手の実力を評価した。
平主将は、「今までやってきたことを全て出して負けた。しょうがないです」と完敗を認めた。この日、無安打に終わった高校通算68本塁打の今井君は「自分のスイングができて、お客さんもわいた。やり切った」。

力は出し切った。相手の実力を認められる敗戦に悔いはない。
中京ナインは爽やかな表情で甲子園を後にした。
(了)
Aug 14, 2016 4:59pm

【参照】

目指せ、夏の頂点! Kaispo2016