【第9日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第31章

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

【甲子園】8/15大会第9日第1試合
2回戦:日南学園(宮崎)6-4 市和歌山(和歌山)
日南学園、接戦を競り勝って3回戦へ!
日南学園は3回戦進出。次戦は、17日(水)、大会第11日第4試合で北海(南北海道)と対戦する。

【涙キラリ、甲子園を去る球児達】
- 甲子園の怖さ、再び (和歌山代表・市和歌山)-

春夏連続、夏は2年ぶり5回目の出場となった市和歌山。和歌山県勢にとって智弁和歌山を除くチームが春夏連続出場を果たすのは箕島が春夏連覇した1979年まで遡る。実に37年ぶりの快挙。今大会は準々決勝で智弁和歌山を、決勝でその箕島を破り、堂々の優勝だ。

初戦は石川・星稜に打ち勝ち、エースの赤羽君が完投勝利。

2回戦の今日は宮崎・日南学園が相手だ。

3-3で迎えた6回表の守り。2死満塁のピンチで審判の手が上がる。
日南学園2番の芳賀君のバットが捕手の岡本君のミットに接触打撃妨害をとられた。この押し出し点がこの試合の決勝点になってしまった。

3年前の甲子園。

鹿屋中央との戦いは延長12回裏、1死一、三塁。セカンドゴロを処理した山根君が本塁ではなく一塁へ送球してしまい、その間に三塁走者が生還。サヨナラ負けを喫した。山根君は和歌山大会でもノーエラー。守備の要でエラーとは無縁といっていい名二塁手の判断ミスだった。

高校野球にエラーはつきもの。しかし、それが勝敗を決してしまうとなるとそのショックは計り知れない。

打撃妨害をとられた捕手の岡本君、「いいボールが来たので、気持ちが高ぶって早く取りに行こうとしてしまった」と悔やんだ。

打撃妨害。高校3年間でもほとんど経験しないプレーと言っていい。
甲子園では何が起こるかわからない。

2大会連続して経験した甲子園の怖さ。
これを糧に一段と強くなった市和歌山がまた甲子園に戻ってくるに違いない。
(了)
Aug 15, 2016 7:23pm

【参照】

負けたら終わりの緊張感 Kaispo2016