【第10日第1試合】『涙キラリ、甲子園を去る球児達』第34章

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【甲子園】8/15大会第10日第1試合
3回戦:明徳義塾(高知)13-5 嘉手納(沖縄)
満塁本塁打で突き放した明徳義塾、8強一番乗り!
明徳義塾は準々決勝進出。次戦は、18日(木)、大会第12日第2試合に登場する。

【涙キラリ、甲子園を去る球児達 ~第34章~】
- 大舞台で見せた、やんちゃ坊主達の打撃力 (沖縄代表・嘉手納)-

今年の沖縄大会は波乱の連続だった。糸満豊見城沖縄尚学、美来工科のシード校と昨年の代表校・興南がベスト8を前に敗退。混戦の大会で投打に実力を発揮した嘉手納が初優勝を飾った。

元々、実力はあった。今の3年生が1年生当時の「1年生大会」で優勝し、地元では期待が高かったが、県大会では準決勝や準々決勝までいくものの惜敗が続いた。

中学野球からの仲間がレギュラーの大半。気心の知れた「やんちゃ坊主(大蔵監督)」に楽しく野球をさせるために打撃力を磨き、打ち勝つ野球を目指し、夢を掴んだ。

初戦の相手は3年前の優勝校、前橋育英
1-3のビハインドの8回。9安打の猛攻で一挙8点を奪い、勝負を決めた。

今日の明徳義塾戦。
敗れはしたが大好きな打撃で見せ場は作った。

1-13と実に12点差で迎えた8回。
9番新垣君から5番比嘉君までの6連打で4点を返した。
何があるかわからない。9回に望みをつないだ。

9回、9番新垣君のセンターへの飛球を明徳義塾のセンター立花君がダイビングキャッチ。8回から続く反撃の流れを止められた。

有力選手が多く、練習でエラーをするとレギュラーから外される危機感のある明徳義塾のプライド。嘉手納を後押しする球場の雰囲気の中、落ち着いて3つのアウトをとられた。

大蔵監督、「(甲子園でも)思いっきり振ってくれた」。
打撃は甲子園でも実力を発揮した。強豪相手にミスもあった。「打ち勝つ」ために足りない力も同時に露呈した。

2年生の比嘉花(嘉)、「いっぱいバット振って、絶対ここへ帰ってきます」。

来年の沖縄大会は前年度優勝校として波乱のない大会にするつもりだ。
(了)
Aug 16, 2016 11:45am

【参照】

打球を受けた嘉手納の投手に明徳義塾の一塁コーチが手当



ベスト8をかけて、負けられない戦いがある! 
Kaispo2016