【第2日1回戦】『若人の夢、球春到来!!』第2章

【第89回春センバツ】大会第2日-2017年3月20日
二日目となった今日は、21世紀枠の2校が登場し、それぞれ甲子園優勝経験のある強豪に挑んだ。21世紀枠については昨今、賛否があるところだが、選抜大会が招待試合であることを考えると、一定数、多彩な選考を交える現制度を活用する余地はあるのではないかと思う。

第1試合:盛岡大付10×-9高岡商(延長10回サヨナラ)
追いつ追われつのシーソーゲームは延長10回裏、1点を追う盛岡大付が無死2塁、3塁から林君の中前適時打でサヨナラ勝ちした。‟わんこそば打線“と形容される盛岡大付が得意の打撃戦を制したが、あと一歩まで追い込んだ高岡商の打撃も見事。勝ちきれなかった理由を見つけて、夏に活かしてもらいたい。
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第2試合:報徳学園21-0多治見
試合巧者の報徳学園が21安打21得点の猛攻で初出場の多治見を圧倒した。21世紀枠での出場の多治見は優勝経験もある地元報徳学園の前に惨敗となったが、県立高校として岐阜大会を制した実力はある。限られた環境で勝つ方法を身に着けるだけの努力ができるチーム。冷静に振り返ると5失策で防ぐことができる失点はもっとあったはずだ。初めての甲子園での教訓から学び、気持ちを切り替えて夏を目指してほしい。
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第3試合:前橋育英5-1 中村
実力で勝る前橋育英が終始流れを渡さず快勝した。部員12名で選抜に初出場し準優勝してから40年ぶりに甲子園に戻ってきた高知・中村。前回は‟二十四の瞳“と親しまれたが今大会は部員16名の‟三十二の瞳”。しかし、近年は甲子園まであと一歩という成績を残しており一般枠で選出されてもおかしくない強豪だ。昨秋の高知大会は決勝で常連校の明徳義塾を破り優勝。敗戦はしたが、9回意地で掴んだ1点は、完封で終わるか1点返すかで全く意味が異なる。甲子園での1点を夏への希望の1点とすべく部員16名、一丸となって夏を目指してほしい。
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春はセンバツから!
Kaispo2017!!