第1日 ~79回センバツコラム~

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大会第1日 3月23日(金)
佐野日大7-0大牟田 ②大阪桐蔭7-0日本文理 ③常葉菊川2-1仙台育英


~ 投球の妙(宮城・仙台育英)~

波乱が多いといわれる春のセンバツ。今大会、大阪桐蔭中田翔と並ぶ大会屈指の右腕、仙台育英のエース・佐藤が早くも甲子園を去った。

今日の第三試合は投手戦となったが、佐藤は150キロを超える速球と鋭いスライダーを武器に14奪三振の力投を見せた。

しかし、結果は無念の敗退となった。この試合の両校の投手の結果を見ると、9回、打者35人に対し被安打は5と数字上は互角。明暗を分けたのは四死球だ。常葉菊川の1に対し、仙台育英・佐藤は3。そのうち、2つが4回表の2失点の引き金になった。14奪三振常葉菊川投手陣の7に対して2倍。しかし、許した走者は四死球分の2人多く、その2人が不運にもホームを駆けぬけ、命取りとなった。

試合後、「悔しい」と率直に語ったみちのくの豪腕にとって、14三振を奪って負けたセンバツは、今後の野球人生にとって大きな成長の分岐点になったに違いない。


〔KAIスポ!〕