第2日 ~79回センバツコラム~

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大会第2日 3月24日(土)
今治西3-2都留 ②熊本工6-4県和歌山商 ③中京-千葉経大付(雨天中止)
大会第3日 3月25日(日)の試合予定
①中京-千葉経大付 ②報徳学園-室戸 ③宇部商-日大藤沢 ④帝京-小城


~ 古豪、したたか(愛媛・今治西)~

第一試合の夏春連続出場の今治西21世紀枠で初出場の都留。戦前の予想は、もちろんエースで4番の熊代を中心に昨夏メンバー5人が残る今治西が優勢だった。

試合はその今治西が2回に先制し、そのままリズムに乗るかと思われた。しかし、それ以降4回から7回までは一転して完全に都留のリズムだった。この間、打てば6安打に2得点、投げればエース小林久が3度の三者凡退に2安打に封じた。勢いづくアルプスとどんよりとした曇り空は、甲子園特有の波乱の訪れとも感じ取れた。

今治西最後のチャンスと思われた8回裏1死満塁の好機も4番熊代が倒れ2死。意気消沈ムードもここまで無安打の5番笠原が値千金の中前適時打を放ち、今治西九死に一生を得た。

終わってみれば、辛勝とはいえ古豪今治西が勝利を収めた。21世紀枠の都留の健闘も見事なら、それまでの劣勢を1イニングにして逆転勝ちした今治西もまたしたたかだった。

〔KAIスポ!〕