第11日 ~79回センバツコラム~

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大会第11日 4月2日(月)の試合結果
―準決勝―
常葉菊川6-4熊本工 ②大垣日大5-4帝京
今日の本塁打・・・0

☆今日のKAIスポは!?☆
準決勝が行われた第10日。決勝進出をかけた白熱の2試合が行われた。
第1試合は1点を追う常葉菊川が9回長短3安打を絡め3点をとり逆転。最後はロングリリーフの戸狩が熊本工の反撃を抑え初の決勝進出を決めた。熊本工は9回隈部に代わった藤本が常葉菊川打線につかまった。
第2試合は初回いきなり2点を先制された大垣日大はその裏、帝京投手陣の不安定な立ち上がりをとらえ、2四球と3安打で4点を取り逆転。その後も2点を加え逃げ切った。帝京は、2点を先制し、3回、7回と1点づつ加点し追い上げたが、後一歩及ばなかった。大垣日大は初出場で初の決勝進出。
明日の決勝は常葉菊川大垣日大の東海対決。東海勢の決勝戦は、昭和34年第31回大会の愛知・中京商対岐阜商以来48年ぶり。このときは中京商が3対2で勝っている。また常葉菊川が勝てば静岡県勢29年ぶり、大垣日大が勝てば岐阜県勢67年ぶりの優勝が決まる。
今日のKAIスポは、選手と監督のそれぞれの『夢叶うまであと1勝!』。


大会第12日 4月3日(火)の試合予定
―決勝―
常葉菊川-大垣日大


~ 夢叶うまであと1勝! (静岡・常葉菊川)~

2回目のセンバツ常葉菊川にして、決勝までに倒したチームは仙台育英今治西大阪桐蔭、熊本工と蒼々たる顔ぶれ。そんな新鋭校を率いるのは、甲子園の頂きを知る森下和幸監督(45)だ。決勝の相手、大垣日大の阪口監督が監督としてセンバツ優勝経験をもつのに対し、この森下監督は選手としてセンバツ優勝経験を持つ。森下監督は、昭和53年第50回大会に浜松商の主将として優勝を経験している。この大会の浜松商は初出場で初優勝の快進撃だった。常葉菊川は出場2回目ではあるが、その指揮官は優勝の喜びを知る反面、自身がそうだった様に初出場の勢い、恐さを知る。ここまで、大物食いをみせてきた常葉菊川も、優勝のかかる大一番の相手はこれまでと打って変わる初出場校。強豪倒した選手の自信と選手として春の頂きと初出場校の恐さ知る監督との最後の共闘、決勝戦。森下監督が果たして以来、静岡県勢29年ぶりの夢叶うまであと1勝だ。


~ 夢叶うまであと1勝! (岐阜・大垣日大)~

希望枠出場で決勝まで勝ち進んだ大垣日大。率いる名将・阪口慶三監督(62)は、3年前愛知の名門東邦を定年退職し、大垣日大の監督に就任した。それまで甲子園にほど遠かった学校にベテラン監督を慕って今の選手達が集まった。東邦の監督としてセンバツは優勝1回、準優勝1回がある。準優勝した昭和63年第60回大会決勝戦は古豪東邦が愛媛・宇和島東に初出場初優勝の快挙を許す一戦となった。62歳にしてスクイズを失敗した選手を叱った当時を後悔する。そんな反省から今大会は笑顔で選手を激励し続けている。名将を慕って未だ甲子園に出場経験のなかった学校を選んだ選手達。今度は初出場初優勝を目指す立場に立ったベテラン監督。夢叶うまであと1勝だ。