第3日 第89回夏の甲子園コラム

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大会第3日 8月10日(金)の試合結果
―1回戦―
①帝京7-1駒大岩見沢 ②神村学園6-3金光大阪  ③甲府商14-1境 ④新潟明訓1-0花巻東
◎今日の本塁打・・・神村・小原(大会第7号)、甲府商・渡辺(第8号)

☆今日の甲子園!☆
地元大阪勢が登場した大会第3日。

 大阪大会決勝で大阪桐蔭を破り注目を集めた初出場・金光大阪は第2試合で同じ初出場の神村学園と対戦。4回に小松の適時打で先制する等、前半は3対0と主導権を握った金光大阪だったが、6回に神村学園に守備の乱れに3安打を絡められ4点を献上。8回には金光・エース植松をリリーフした弓削が神村・小原に大会第7号ソロ本塁打を浴びる等追加点を奪われ、初戦で姿を消した。

第1試合は選抜4強、今大会も上位を狙う帝京が持ち味の打撃が好調。エース垣ヶ原も10奪三振で応え7対1で駒大岩見沢に快勝。

 第3試合では実に44年ぶりに出場を果たした甲府商が18安打の猛攻で境を圧倒。甲府商は、44年前は元巨人の堀内恒夫氏を擁して3回戦まで進出したが当時は西宮球場との併用だった為、甲子園での試合・勝利は今大会が初めて。

 第4試合は、引き締まった投手戦。5回に奪った1点をエース永井の毎回14奪三振の力投で守りきった新潟明訓が44年ぶりの勝利を目指した花巻東を破り2回戦進出を決めた。


☆今日のKAIスポは!?☆
全国2位の187校が参加する激戦地区・大阪を制して初出場した金光大阪。中田を擁した大阪桐蔭の3連覇を阻止し一気に全国区に躍り出た。しかし、その陰で・・・。


☆大会第4日 8月11日(土)の試合予定☆
―1回戦― 数字は出場回数
愛工大名電(愛知・9)-創価西東京・5) ②大垣日大(岐阜・初)-金足農(秋田・5) ③東福岡(福岡・4)-桜井(富山・4) ④駒大苫小牧南北海道・7)-広陵(広島・18)

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~ 夢はライバルとともに ~ ( 金光大阪 )

今年の大阪大会の話題は、大阪桐蔭の中田一色だった。高校通算87本塁打の最多本塁打記録を引っさげ、桑田・清原を擁したPL学園以来の大阪大会3連覇への期待がかかった。その中田を、大阪桐蔭をこの3年間強くライバル視し、最後の夏に甲子園を掴んだのがエースの植松であり金光大阪だった。1年時、既に甲子園で投打に活躍する中田を見て「中田を倒して大阪で優勝して甲子園に行こう」と決意。その植松擁する金光大阪は甲子園のかかる大会で過去3度大阪桐蔭と合いまみえた。1度目は2年の夏の決勝戦。先発した植松は中田を4打数無安打3三振に抑えるがチームは延長12回の末敗退。2度目は選抜を狙う2年秋の大阪大会準々決勝。4打数無安打1三振に抑えるもチームは敗退。そして中田一色の大会の様相を呈したこの夏。最後のライバル対決は2年連続の決勝戦。ライバル中田に勝ったが甲子園への勝負に負けた過去2度。それは手にしかけた甲子園への切符が大阪桐蔭に奪われたことを意味する。この春、植松は打倒・中田を意識して走り込みをし過ぎてグランドに倒れた。満身創痍で挑んだ最後の挑戦は中田にも勝ち(5打数無安打)、チームとして甲子園の切符も手に入れた。187校の激戦区・大阪から初出場した金光大阪。強烈な輝きを放ち甲子園を去った。


‐ この夏 4081のストーリー KAIスポ -