第3日 90回夏甲子園コラム

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☆大会第3日 8月4日(月) 今日の甲子園!☆
―1回戦― ( )内は出場回数
①関東一(東東京・4)13-5常総学院(茨城・12) 
関東一:取りに取ったり13点。4番江川は1本塁打7打点、春の雪辱!
常総:相手上回るもつながり欠く17安打。木内監督復帰後初甲子園も白星ならず。

鳴門工(徳島・5)4×-3本荘(秋田・4)〔9回サヨナラ〕
鳴門工:9回の攻防制した2年生主体のサヨナラ劇!
本荘:9回表の逆転劇もつかの間、球運すり抜けた。

浦添商(沖縄・3)7-0飯塚(福岡・初)
浦添商:150キロ右腕・伊波、三振なしも無四球完封!
飯塚:エース辛島誤算。最後までペースつかめず。

千葉経大付(千葉・3)3-1近大付(南大阪・4)
千葉経:豪腕・斉藤、好投光る。春の4強、まずは初戦突破!
近大付:9回意地の本塁打も反撃遅し。

◎今日の本塁打・・・常総・土肥(大会7号)、関東一・江川(8号)、常総・飯田(9号)、鳴門工・安岡(10号)、近大付・亀山(11号)、

☆明日8月5日(火)大会第4日の試合予定☆
―1回戦―
本庄一(北埼玉・1)-開星(島根・6)
青森山田(青森・9)-日本航空(山梨・5)
③慶応(北神奈川・17)-松商学園(長野・35)
④大府(東愛知・3)-高岡商(富山・16)


☆90回記念夏の甲子園コラム3 「  縁の下の3年生  ~ 鳴門工  ~」!☆

鳴門工はレギュラー中、6人が2年生という若手主体のチームだ。

今日の本荘戦で放った7安打中、6安打が2年生のバットから、9回裏のサヨナラ打も2年生が決めた。
最終学年でない2年生は、時に経験不足で脆さもある反面、思い切りのよさが勢い発揮する。今年のチームは後者がうまく作用した結果の3年ぶりの甲子園だろう。

そんな2年生主体のチームだが、3年生もこの夏、意地を見せている。
戦前、若い強打線が持ち味と評されて挑んだ徳島大会。光ったのは実(みのる)、林の2人の3年生投手陣だった。3回戦・徳島北戦の延長10回の勝利を呼び込む粘投、準決勝・鳴門一戦で実が3失点完投すると、決勝では昨夏出場の徳島商を4安打完封し、3年ぶりの甲子園を決めた。

厳しい練習で知られる鳴門工だが、今年の3年生は入学当初20人だったものの、10人に半減した。関係者からは、「史上最も能力のない学年」等と揶揄された。
背番号14のキャプテン・林も後輩にレギュラーを奪われた一人だ。しかし、選抜のかかる秋季大会で1回戦敗退するなどしたチーム力を受け止め、人一倍嫌われ者に徹し、チームを鼓舞し続け、甲子園出場にまで若い2年生と控えの多い3年生をまとめ上げた。

高校野球は学年ごとに戦力は変わり、低迷する年もある。
しかし、今年の鳴門工の2年生主体の快進撃の陰には、最後の夏に意地を見せる“縁の下の3年生”の存在が欠かせない。


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