第10日 90回夏甲子園コラム

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

☆大会第10日 8月11日(月) 今日の甲子園!☆
―2回戦― ( )内は出場回数
青森山田(9)4-0本庄一(初)
青森山田:ミス逃さず得点に。エース木下6安打完封!
本庄一:初出場校に守りのミス。

②慶応(17)5-0高岡商(16)
慶応:先制、中押し、駄目押しに2枚看板完封リレー!
高岡商:打線かわされ好機作れず。

③東邦(15)5-4清峰(3)
東邦:1点づつを取り合う戦線に最後はスクイズでし止める!
清峰:11安打も畳み掛けられず無念の1点差。


◎今日の本塁打・・・・東邦・古市(大会27号)


☆明日、大会第11日〔8月12日(火)〕の試合予定☆
―2回戦―
大阪桐蔭(5)-金沢(12)
広陵(19)-横浜(13)
仙台育英(21)-福井商(19)


☆90回記念夏の甲子園コラム10 「 一歩一歩駆け上がった甲子園への道 ~本庄一(北埼玉)~ 」☆

甲子園なんて遠い夢の世界だった。北埼玉から初出場の本庄一の甲子園へのスタートは草の根からだ。
15年前の1994年、当時野球部は同好会。野球部へと昇格させる為に、部員7人に他の部活動生を加え、高野連の認定試合で接戦を演じ、部への昇格を果たす。ひたむきな練習を重ねた結果、徐々に県大会の成績を上げていく。
2000年には県大会16強へ進出。若干22歳で創部当時監督を引き受けた山浦秀一現部長(37)の「卒業しても胸をはれる野球部に」という思いは、年数を重ねる毎に強い本庄一へと成長を遂げていく。

2002年に秀明(埼玉)を選抜に導いた須長現監督が就任すると、チームは甲子園を射程圏内に捉え始める。一昨年の埼玉大会で準決勝進出、昨年は準優勝と一歩一歩階段を上がってきた。高校野球では珍しいブラジル人留学生も受け入れ、国境を越えた野球留学への寛容さと他の選手への刺激を融合させ、今年ついに2番から1番になる最後の階段を登りきった。その先に待っていた夢舞台。創部15年間の蕾は花開いた。

1回戦は、ブラジル人留学生の奥田ペドロのサヨナラ本塁打で甲子園初勝利。
今日の青森山田戦では、勢いそのままのつもりが気負ってしまったか、ミスが失点に結びつき、甲子園の恐さを痛感。初めての甲子園という舞台で明と暗を味わった。

埼玉県勢では浦和学院春日部共栄等、伝統ある私学が甲子園の常連組み。しかし、一度も甲子園出場のない学校を選び、試行錯誤の末、同好会から足掛け15年で掴んだ甲子園。選手、そして監督、関係者は思うに違いない。「本庄一を選んでくれてありがとう」。今度は勝てるチームで甲子園へ。16年目のページはめくられた。


- どんな強豪校も最初はみんな初出場! KAIスポ!-

- KAIスポ・第90回記念夏の甲子園コラム『銀傘の陰から』PCブログ版はこちらから -
    http://blogs.yahoo.co.jp/koshien818ss