【第5日1回戦】『若人の夢、球春到来!!』第5章

【第89回春センバツ】大会第5日-2017324
5日目は、投手戦あり、1回戦屈指の好カードあり、部員10人で戦う21世紀枠校も登場するなど見どころの多い日となった。昨夏4強の高知・明徳義塾スラッガー清宮君率いる早稲田実業は思わぬ試合展開となった。


1試合:東海大福岡(福岡)2×-1神戸国際大付(兵庫)
9回サヨナラで東海大福岡が投手戦を制した。
神戸国際大付は7年ぶり4回目の選抜出場。昨秋兵庫大会優勝、近畿大会準優勝。昨秋は攻撃力が実力を発揮し兵庫大会と近畿大会での並み居る強豪を打ち破った。今日は1-1の投手戦が続いたが9回裏2つの失策でサヨナラ負けを喫した。野球の怖さを学び、この夏は2回目の甲子園を目指す。
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第2試合:早稲田実(東京)6-5明徳義塾(高知)(延長10回)
9回同点に追いついた早実が逆転で昨夏4強の明徳を下す。
明徳義塾は2年ぶり17回目の選抜出場。昨秋高知大会準優勝、四国大会優勝、明治神宮大会2回戦進出。昨夏は優勝した作新学院を相手に準決勝で思わぬ大敗。失策が絡んだ負けとあって、雪辱を期して昨秋から勝ち上がってきた。9回あと1死で勝利の場面からピッチャーゴロをエース北本がファンブルしたのをきっかけに同点に。掴みかかけた勝利がすり抜けていった。「こんなん初めて」という馬淵監督の言葉が印象に残る。2大会連続で失策での敗退。徹底的に守りと精神力を鍛えて、8年連続の夏の甲子園でリベンジを狙う。
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第3試合:静岡(静岡)12-3不来方(岩手)
打線が爆発した静岡が21世枠出場の不来方を圧倒。
不来方は初出場。昨秋岩手大会準優勝、東北大会2回戦(初戦)敗退。部員は10名。昨秋は旋風を巻き起こし、東北大会では初戦で八戸学院光星に敗れたものの0-2と善戦した。過去10人での甲子園出場は1987年春の大成(和歌山)があるが、今大会の選考でも2人負傷した場合は没収試合の可能性もある中、人口減少に悩む地域の希望として選出された。初めての甲子園は大敗の結果となったものの、最後まで懸命にプレーする選手たちにスタンからは温かい声援が送られた。
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春の悔しさ、夏への希望!
Kaispo2017!!