【第8日2回戦】『若人の夢、球春到来!!』第8章

【第89回春センバツ】大会第8-2017327
優勝候補が続々と登場した8日目は3試合ともに接戦となった。第1試合では昨夏Vの作新学院と昨春夏ベスト4の秀岳館が対戦。第2試合は清宮君率いる早稲田実が登場。第3試合は5年ぶりの優勝を目指す大阪桐蔭が登場した。

 
1試合:秀岳館(熊本)3-2作新学院(栃木)
秀岳館、昨夏王者倒して3季連続の8強入り!
作新学院5年ぶり10回目の出場。昨秋は栃木大会優勝、関東大会優勝、明治神宮大会1回戦敗退。この春は1983年池田以来34年ぶりの夏春連覇に挑んだが、2回戦で敗れ去った。エースで4番の大関君は昨夏ボールボーイとして優勝を目の当たりにした。試合巧者の秀岳館相手に粘投したが打線にあと一本が出なかった。昨年優勝校としてのプレッシャーを背負う作新学院は夏も全員で優勝旗を戻しに来るつもりだ。
イメージ 1
 
2試合:東海大福岡(福岡)11-8早稲田実(東京)
両校合わせて30安打の乱打戦を制した東海大福岡が初の8強進出!

早稲田実4年ぶり21回目の出場。昨秋は東京大会優勝、明治神宮大会準優勝。高校通算78本塁打の清宮君が一昨年の夏以来の出場で話題となった。初戦の明徳義塾戦は1回戦屈指の好カードとして注目される中、92点差を追いつく粘りを見せて延長10回逆転勝ち。勢いにのり勝ち上がるかと思われたが、打ち負ける結果となった。清宮君は5打数2安打も、初回以外は先頭打者となり、決定的な仕事をさせてもらえなかった。怪物と騒がれた清宮君もいよいよ、最後の夏を迎える。全国からマークされるスラッガーから目が離せない。
イメージ 2

3試合:大阪桐蔭(大阪)11-8静岡(静岡)
初回に6点ずつを取り合う打撃戦は大阪桐蔭に軍配!
静岡は2年ぶり16回目の出場。昨秋は静岡大3位、東海大会優勝、明治神宮大会1回戦敗退。2年前に選抜ベスト8のときは打撃のチームだったが今年のチームはエース池谷を中心とする守りのチーム。そんなエースが初回、いきなり大阪桐蔭打線につかまり6失点。しかしすかさずその裏に6点をとり振り出しに戻す展開も、終盤に力尽きた。昨秋は早稲田実、今春は大阪桐蔭と全国区のチームと対戦し、負けたとはいえあと一歩まで追い詰めた。全国レベルの肌感覚を持ち帰り、夏は実に25回目の甲子園を目指す。
イメージ 3



一発勝負の高校野球
Kaispo2017!!