【第11日準決勝】『若人の夢、球春到来!!』第11章

【第89回春センバツ】大会第11日-2017年3月30日
準決勝の2試合が行われた11日目。履正社大阪桐蔭がそれぞれ接戦をものにし、明日の決勝進出を決めた。大阪勢同士の決勝戦は史上初。同一都道府県同士の決勝戦は72年の東京勢対決以来5度目となった。過去4度の決勝戦は38年愛知の中京商1-0東邦商、41年愛知の東邦商5-2一宮中、48年京都の京都一商1-0京都二商、72年東京の日大桜丘5-0日大三

-準決勝-
第1試合:履正社(大阪)6-4報徳学園(兵庫)
主砲安田君の本塁打等で報徳振り切り、履正社が準優勝した86回大会以来3年ぶりの決勝進出!
報徳学園は3年ぶり21回目の出場。昨秋は兵庫大会準優勝、近畿大会ベスト8。
今大会は1回戦で21世紀枠の多治見に21-0で大勝、2回戦は前橋育英を4-0で完封勝ち、準々決勝では福岡大大濠を8-3で破り、4強まで勝ち進んだ。今日の試合は6回に3-2と勝ち越したものの9回に逆転されてしまった。今大会を最後に永田裕治監督(53)が勇退する。その花道を飾ろうと打線と機動力に安定した投手力とまさに総合力で3勝した戦いは見事だった。試合後の永田監督「すごく力の差がある相手に、こらえてこらえて、高校生の力はすごいなと、ただただ感動しています」と選手達を称えた。報徳学園は15回目の夏を目指す。
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第2試合:大阪桐蔭(大阪)2-1秀岳館(熊本)
大阪桐蔭が山田君の2本の適時打で接戦を制し、春通算20勝目。優勝した84回大会以来5年ぶりの決勝進出!
秀岳館は2年連続3回目の出場。昨秋は熊本大会優勝、九州大会ベスト4。
今大会は1回戦で高田商に11-1で大勝、2回戦は昨夏覇者作新学園を3-2で勝ち、準々決勝では健大高崎を9-2で破り、4強まで勝ち進んだ。今日の試合は大阪桐蔭を相手に1-2と惜敗。相手好投手徳山君を相手に少ない好機を活かせなかった。秀岳館は3季連続で4強進出したが、決勝進出はならずまたしても4強の壁が立ちはだかった。鍛治舎巧監督(65)は、「少ないヒットでも点が取れるチームにしないといけませんね」と課題を語り、次は3度目の夏の出場を目指す。
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プライドを胸に、頂点まであと一つ!
Kaispo2017!!