第4日 ~79回センバツコラム~

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大会第4日 3月26日(月)の試合結果
①市川4-2聖光学院 ②広陵2-1成田 ③北陽1-0鹿児島商

☆今日のKAIスポは!?☆
今大会初の延長戦があった大会第4日。今日は、野球の名門でありながら少子化の影響で、来年から校名変更となる学校にスポットライトを当てた。今センバツが、現校名最後での出場となる可能性が出てきた。少子化の影響は高校球界でも深刻だ。


~ 名門、新時代へ(大阪・北陽)~

野球の名門・大阪の北陽高校が来年4月1日に関西大学の傘下に入り、「関大北陽」に変わる。突然の校名変更の発表は、3月15日。その日は奇しくも組合せ抽選日。選手達は鹿児島商との対戦が決まり、練習をしている最中の出来事だった。

北陽と言えば、春夏合わせて13回の甲子園出場を誇る強豪。阪神の岡田監督の母校でも知られ、野球のほか、サッカー、陸上、水泳等も全国大会の常連というスポーツの名門だ。そんな生徒集めとは無縁に思われるような存在でも、近年の少子化の影響は深刻だった。ピーク時では一学年600人を超えていた生徒数も、今年の一年生は200人に及ばない。ここ数年は定員割れの状態が続いていたという。

無論、少子化の影響は社会問題となっており、高校球界でも例外ではない。合併、廃校、また合同チームとして大会に出場するケースも今や珍しくはない。しかし、時代の流れとは言え、それが自分の母校となればその想いは複雑だろう。

今日の第三試合に登場した北陽。1対0で接戦をものにして2回戦進出を決めた。この春、選手達は「北陽高校」としての吉報を送り続ける。